当初はその違いを理解できていなかったのですが、
通常、ビスクドール制作は、
①粘土で原型を造る
②原型にコーティングする
③石膏で原型の型取りをする
④③で出来た石膏型に
スリップ(液体粘土)を鋳込む(流し込む)
↓
焼成や磨き、絵付けの工程へ
と進んでいくようです。
ところが、恋月姫先生の教室では、
一つの型を完成させるまでに、
原型も石膏型も各2回作ります。
(詳しい工程は、恋月姫先生の公式サイトよりご確認下さい)
※生徒さんの中には、原型も型取りも1回で済ませる工程で
制作なさる方もいらっしゃいますので、
本人の希望次第で、どちらでも選ばせて貰えると思います。
私は各2回の工程で進行中で、
次は2つ目(ビスクドール用)の原型をコーティングし、
2回目の型取りに入って行く段階です。
GW中の課題は、このビスクドール用原型のコーティングでした。
言うまでもない事ですが、自宅で進めようとしなければ、
恋月姫先生やアシスタントの方々のご指導のもと、
正しいコーティング方法を教えて頂けます。
しかし、私は自宅でも作業を続けたいが為に、
帰り際の慌ただしい中、
「もし可能ならコーティングしてくる
コーティング材には、
ジェッソ、ニス、サーフェイサーなど色々な種類がある
スプレータイプのグレーか肌色のサーフェイサーを3回ほど吹いて、
スプレーの噴射が届かない、指先などの細かい部分だけ
筆で細かくラッカーを塗る」
↑必要最低限の課題をバタバタとメモして帰宅。
帰路、いつも優しい同じ教室の生徒さんが、
サーフェイサーや塗装台などを買いに連れて行って下さいました。
(なんてご親切なんでしょうか)
おかげさまで、また私が自宅で作業を続けられる状況が整いました。
今思い出しましても、
あの日も嬉しかったです!(Tさん、ありがとうございます!)
私は、初めてのコーティングも楽しみでなりませんでした。