ビスクドール原型のコーティング2

ビスクドール原型のコーティング2

 

GW前最後の教室を終えてからは、

暇を見つけてはコーティングの作業に取り組んで居ました。

 

ビスクドール型のパーツ(※石塑粘土製)は、

コーティング後、石膏で型取りされるのですが、

何もコーテイングしないと、

石膏の水分で原型が溶けて上手く型が取れなかったり、

固まった石膏から型を取り外す時、原型が壊れたりするそうです。

 

正しい事を教室で教わる前に、自宅で進めようとした為、

恋月姫先生やスタッフのみなさまのご見解は、まだ分かりません。。。

 

が、私の理解の中では、コーティングの目的は

「表面の細かいキズを埋める」「防水」「耐久」

の3点なのではないかと思います。

 

というわけで、私は早速、塗装台に棒を突き立て、

ビスクドール原型の全パーツをその棒に差し、

 

「まずは、これにサーフェイサーを吹き付ければ良いのね!」

 

ピンクのサーフェイサーを一気に吹き付けました。

 

素手で。

 

「3回くらい吹けば良いのよね」

 

そして、その作業を連続で3回繰り返しました。

 

すると、どうなるかと申しますと、

いきなり3回連続&至近距離でサーフェイサーを吹き付けられた原型は、

塗料が厚塗りになって液ダレしたまま表面で固まり、

しかも、毛羽立ったり、ビヒ割れたり、

大変な肌荒れを起こすのでございます。。。

 

サーフェイサーを吹く前に、目の細かいスポンジやすりで、

ビスクドール原型の肌表面を、綺麗に磨いていたとしても、

ここまでやってしまいますと、あまり意味がございません。

 

「あら? 3回吹いただけでは、どうもダメそうな気がするわ」

 

・・・・・・。

 

とりあえず、手に付いたサーフェイサーをいったん洗おうと思い立ちましたが、

石鹸で洗っても落ちません。

 

そうです。

防水性を高めるような化学物質なのですから、

水性のものでは、そうそう洗い落とせないのです。

 

考えてみば当たり前なのですが、

爪などはマニキュアを施したように着色しており、

私はクレンジングオイルとお湯を使って、

物理的にこそげ落すようにして除去しました。

 

除光液を使えば良いのに。

 

でもあの時は、意識の8割くらい、

あの肌荒れしたビスクドール原型の方に向かっていたのです。

 

こんな事に時間を掛けていては、

無事ビスクドール原型のコーティングを完了させられないかもしれません。

 

それからでした。

 

私が特定の作業時には、きちんとゴム手袋をはめるようになったのは。

 

 

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