私は、妹や幼馴染と共に逍遥した夢の世界を絵にした事はなく、
そこに輪郭を付けたのは、いわばロシュコットが初めての試みのようなものなのですが、
「お人形のサイトを立ち上げて、そこに “薔薇園(東)” と “薔薇園(西)” を造ったわ」
と伝えれば、妹は絵を見る前から、すぐさまその場所を想像できます。
先日は、幼馴染の「あの時のラブレターが出てきたの」という話に驚きました。
それは、昔遊んだ幻想の世界の中で、
彼女が謎の紳士から貰った手紙でした。
(たぶん、20年くらい前のもの…?)
まだそんなものが残っていた事、覚えていた事にびっくり。
残念ながら、私も幼馴染も小学校から女子校で、
実在の男の子と恋愛を楽しめるような環境には居ませんでした。
だから、恋愛といえば、
観劇や音楽鑑賞や空想(つまり非現実)がもっぱら私たちのフィールドだったのです。
みんなすっかり大人になり、現実の恋愛を知り、あるいは結婚した今でも―――
というより、大人になって現実と向き合うようになった今だからこそ、
一層、日常から離れたおとぎ話に心癒されるのかもしれません。
あの世界にも男性は登場し、
様々な形で恋愛物語が展開されていました。
いつか、そこで出会った美しい少女や謎の紳士、不思議な少年、
懐かしい登場人物たちをすべてお人形にしてみたいです。
もちろん、ストーリーの内容のほうは、
ご覧になる方のご想像にお任せしますが。