全パーツの型取り完了後は、
鋳込みの工程に入るようです。
正式には、恋月姫先生のご指導&監督下で、
教室指定のスリップを使って鋳込みますので、
いま自宅で鋳込んだものは、お人形にはなりません。
が、元々捨てる目的で鋳込んだパーツを並べますと、
久々に全体像を俯瞰できました
↑型から外したばかりのパーツはグレーっぽい色で、
乾くと白くなりました。
↑左が鋳込んだ当日、右が1日経過したもの
ネットや本で調べてみましたところ、
鋳込み後、焼成前のこの状態を「グリーンウェア」と呼ぶのですね。
グリーンウェアの状態で、
バリ取りや磨きをかける方法が人によって違うようで、
乾燥する前にどこまで処理するのか等、
本番用は、もちろん恋月姫先生ご指示通りに取り組ませて頂きたいです
ところで、今は捨てパーツですので、
バリ取りも磨きも施さずに放置しているのですが、
何度も鋳込み作業を行っている内に、
俄然気になる事が出てきたんですよね・・・!
それは、
1)スリップの「種類」によって、焼成後、質感にどんな違いが出るのか?
2)スリップの「厚み」によって、焼成後、質感にどんな違いが出るのか?
3)スリップがどんな厚みなら、素焼き時、割れるのか?(+温度との関係)
です
(しかも、それをパーツごとに見てみたいんです、、、
パーツによって大きさが違うので、厚みの影響度合いも違う気がして。。。)
ちょうど、今回使用したスリップは、
教室指定のスリップとは別物だと思われますので、
この捨てパーツを試しに焼いて、
本番との差を見比べてみたい・・・
このまま捨てるものが、
試しに素焼きして割れても全く未練無し!ですしね
↑左2体は同じスリップ、右端1体のみ、別のメーカーのスリップで鋳込みました。
右端は、色付きのスリップだったのですが、
今のところ、実物はどれも真っ白に見えます。
厚みは、右に行くほど薄く鋳込んでみました。
ちなみに、たった2種類でも、
スリップによって排泥時の感触が全然違う印象でした。
↑左から、半眼・眠り目・開眼ヘッド
叶う事なら、是非とも実験してみたいです・・・
全ての石膏型で捨てパーツを鋳込むだけでも、
「あ!縞々って、こういうこと!」
「あぁ~、だからこう注ぎ足さないといけないんだ・・・」
「適度な鋳込み口ってこういう事・・・」
「この乾燥具合の時に触ると、どうなるのかしら?」
「あんまり連続して鋳込むと、こうなるのね・・・」
などと色々な発見があり、本当に面白かったです
自分で実験してみるかはともかく、
お人形の制作はこれ以上進められませんので、
また次回教室を心待ちに過ごします