50kg目の正直

50kg目の正直

 

肌色のゆくえ」という投稿で、
ビスクの肌色について書きましたが、
なかなか自分好みの肌色に出会えず。

ようやく暫定1位の肌色と出会えたのが、
費やした磁土50kgを突破した頃でした。

最初は、今以上に鋳込みの失敗率が高すぎて、
1体分のパーツを揃えるのに、
何kgの磁土が要るのかも不明瞭でしたが、

だいたい3kgで、本焼成後36cm(16パーツ)のお人形
2体分くらい鋳込める感じかなあ~という印象です。

もちろん、鋳込み時の厚みにもよるでしょうけれど、
3kgで3体分鋳込むのは、やや厳しい気が致します。

かといって、3kgで2体分ピッタリですと少々余りますので、
ヘッドだけ多めに鋳込んだり、
破損しやすい手先を余分に鋳込んだりして、
3kgで約2体分。

あくまで私の場合は、ですが

↑捨てパーツに油性マジックで色番号を書いて絵付焼成すると、
キレイさっぱり消えてなくなってしまったので、焼成後に慌てて再書き込み

私は「抜けるように白い肌」を模索しておりましたので、
「白ければ白いほど良いのかも?」
と考え、
ビスクの地の色にチークだけを乗せるパターンも試作してみましたが、
実は、それはそれで気に入りませんでした。

テーマによってはアリかもしれませんが、
白ければ良い、ってものでも無かったのですね!

これも、やってみなければ分からないなと感じた次第です。

さんざん試作して絞り込んだ末、
最終的に「暫定1位」の肌色候補となったのが、
下記の2色でした。

この2色のどちらが良いかは、
かなり迷いました。

ピンク系の色白肌を理想としていたのですが、
意外とオークルっぽい色白肌も
「抜けるように白い肌」
ではあるように思われ。。。

↑真ん中が、試作し始めたばかりの頃の肌色。
左が暫定1位のピンク肌、右が暫定1位のオークル肌。

スマホで写真を撮りますと、
オークルの方が明るく写ったりもするのですが、
実物はピンク系の方が、より明るい色に見える気が致します。

髪の色や目の色によっても、
似合う肌色が違うかもしれませんし、
チークの入れ方、色を乗せる量でも変わってしまいますが、
様々試作してみた結果、
一旦、暫定1位のピンク系を定番の肌色にしようかな、
と思い至ったのでした。

 

 

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