実は第一原型の石膏取りでは「決壊」は起きないのですが、
本番用である第二原型の石膏取りでは、
囲いや底面と壁の隙間をきっちり埋めなければ、
そこから石膏が流れ出てしまいます。
※石膏が漏れ出てしまう事を「決壊」と呼んでおります。
↓粘土で壁を作って、囲いの上から石膏を流し込むのですが、
↓今まさに「決壊」している状態。
下から石膏が流れ出てきています。
恋月姫先生
「この隙間を丁寧に粘土で埋めておくと、決壊が防げるのよ」
留寧
「先生、私・・・
今のところ、決壊率100%です」
大量に流れ出てしまいますと、石膏の水位が下がり、
最悪原型が丸見えになってしまったり、
あるいは型として十分な厚みを得られない事態に発展してしまいます。
私は前回、先生が予め多めに石膏を溶いておくよう指示して下さった為、
流出を上回る量の石膏を流し込んで何とか対処できましたが。。。
時間の経過と共に石膏が固まって参りますので、
そうなりますと、まずは一安心なんです・・・。
留寧
「先生・・・、Kさんが見たら、
卒倒しそうな感じになってしまいました。
これは、あんまりじゃないですか?(←自分で言う)」
←ボッコボコです・・・。
恋月姫先生
「ああ、確かに、それはあんまりね。
でも、こうすれば修正できるから大丈夫よ。
それより、鋳込み口斜めに付けちゃったのね?」
留寧
「あっ・・・。
!!
えっ、鋳込み口が斜めだとどうなるんですか?!」
恋月姫先生
「そうねぇ。こうなっても・・・
鋳込むとき、型自体を斜めに傾ければ対処できるわ。
底に何か敷いて角度を調整するとかしてね」
さすが先生・・・!
ちょっとここに書き切れていないミスにも、
毎回サラリと解決策を見出して下さいます
しかし、もう鋳込みのとき、
水平に置けない型を作ってしまいました・・・
帰り道の同期の生徒さん
「私は鋳込み口付けるとき、
(留寧さんみたいにならないように)気を付けます」
留寧
「大丈夫ですよ・・・。
だって、わざわざ斜めに付けようとする方が
普通アリエナイですよね」
なぜわざわざ斜めに付けたんでしょう、私。。。
↓というか、コレそもそも鋳込み口にすら見えなくないですか?
もちろん、このあとキレイにすると思うんですけれど、
鋳込み口というよりむしろ、
地面に突如現れた陥没穴っぽい・・・。
型取りには先生秘伝の技法が含まれるとの事で、
完全にはお見せできませんが、
本番用のヘッドの型はこんな風になっております。
ヘッドは結局4分割になりました。
※相変わらず教室では余裕が無い為、
出来上がった型の画像は自宅で撮っております