今回の宿題は、おうちでヘッドの型を綺麗に整えてくる事と、
残り2個のヘッドの型取りをしてくる事です。

※先生は教室での作業を推奨していらっしゃいますが、
私が家でも進めたがる為・・・![]()
留寧
「次回までの宿題として、
ボディのパーテーションラインを見て頂いて、
あわよくばボディの型取りを片面おうちでやってきたい
と思ったんですけれど・・・
(←懲りない)
先生、そもそもボディ、2分割じゃ済まないんですね
」
恋月姫先生
「そうね、少なくともボディの型取りは、2回では済まないわね」
2回で済まないのは、私の作っているボディが特別複雑な形状だからではなく、
これは恋月姫先生独自の技法によるものみたいです。
教室の先輩
「でも、この部分の事を理解して居れば、
あとパーテーションラインがチェック済みなら、
自宅で進められるんじゃないかしら?」
留寧
「進められますかね・・・ただ、Nさん、、、
私、その部分がぜ~んぜん理解できないんですよ。。。
何度教えて頂いても・・・
」
恋月姫先生
「この方の場合は、
おうちでは復習に留めておいた方が良いわね」
留寧
「ですよね(これまでの経緯上!)」
恋月姫先生
「ふふふ・・・一度、鋳込みの工程を経験すると、
もっと理解しやすくなりますよ」
だと良いのですが・・・
その後、残り2つのヘッドのパーテーションラインを
先生に見て頂きました。
恋月姫先生
「3分割に挑戦してみたいの?
3分割に挑戦するなら、こっちのヘッドの方が良いかな」

濃いピンクのヘッドは、
3分割でも型を抜けるか実験してみる予定です。
ところで、原型の型取りでは通常、
少しでも分割を減らして作業負担を軽くしたいものなのですが、
恋月姫先生は違うそうです。
恋月姫先生
「私は分割を減らす為に、造形が制限されるのが嫌だから。
それに、分割が多いの、全然イヤじゃないんです。
すごく楽しい」
留寧
「ええええ!!!!
分割が多いと、楽しいんですか、先生・・・
」
恋月姫先生
「この形はどうやって分割すれば型取りできるかなって
考えるのが楽しいし、あれこれ試行錯誤してみたり、
人形について研究するのが好きなのよね。
人形作家というより、人形研究家の方が近いくらい」
ひええええ・・・![]()
私は4分割のヘッドにも恐れをなして、
3分割にできないか挑戦しようとしてますのに![]()
留寧
「先生、究極的には、ものすごく細分化すれば、
たいていの形が型取りできるものなんですか?」
恋月姫先生
「そうよ」
なるほど・・・。
だから先生の作品は、
どうパーテーションラインを引いて型取りしたのか謎な造形でも、
ビスク作品として成立しているのですね・・・。
本来は、樹脂や石塑粘土よりも、
ビスクの方が遥かに造形に制約が生じるはずですが、
確かに、手間度外視ならその制約も取り払えるのかもしれません。。。
考えただけで、気が遠くなりそうですが(鬱)
最後に、ヘッドの原型と型のサイズを測ってみました。


ヘッドの原型は、5㎝×7㎝くらい。

そのヘッドの為の型が、約13㎝。
重さは、、、

約3kg![]()
こんな小さいお人形の型で、このサイズ、この重量なのに、
大きい作品はホントどうやって扱ってらっしゃるんでしょうね![]()
重ね重ね、オソロシイ・・・![]()
教室では引き続き、残りのパーツの型取りを進めていく予定です![]()







