本番用のヘッド型取り3

本番用のヘッド型取り3

 

今回の宿題は、おうちでヘッドの型を綺麗に整えてくる事と、
残り2個のヘッドの型取りをしてくる事です。

※先生は教室での作業を推奨していらっしゃいますが、
私が家でも進めたがる為・・・

留寧
「次回までの宿題として、
ボディのパーテーションラインを見て頂いて、
あわよくばボディの型取りを片面おうちでやってきたい
と思ったんですけれど・・・(←懲りない)
先生、そもそもボディ、2分割じゃ済まないんですね

恋月姫先生
「そうね、少なくともボディの型取りは、2回では済まないわね」

2回で済まないのは、私の作っているボディが特別複雑な形状だからではなく、
これは恋月姫先生独自の技法によるものみたいです。

教室の先輩
「でも、この部分の事を理解して居れば、
あとパーテーションラインがチェック済みなら、
自宅で進められるんじゃないかしら?」

留寧
「進められますかね・・・ただ、Nさん、、、
私、その部分がぜ~んぜん理解できないんですよ。。。
何度教えて頂いても・・・

恋月姫先生
この方の場合は、
おうちでは復習に留めておいた方が良いわね

留寧
ですよね(これまでの経緯上!)

恋月姫先生
「ふふふ・・・一度、鋳込みの工程を経験すると、
もっと理解しやすくなりますよ」

だと良いのですが・・・

その後、残り2つのヘッドのパーテーションラインを
先生に見て頂きました。

恋月姫先生
「3分割に挑戦してみたいの?
3分割に挑戦するなら、こっちのヘッドの方が良いかな」

濃いピンクのヘッドは、
3分割でも型を抜けるか実験してみる予定です。

ところで、原型の型取りでは通常、
少しでも分割を減らして作業負担を軽くしたいものなのですが、
恋月姫先生は違うそうです。

恋月姫先生
「私は分割を減らす為に、造形が制限されるのが嫌だから。
それに、分割が多いの、全然イヤじゃないんです。
すごく楽しい

留寧
ええええ!!!!
分割が多いと、楽しいんですか、先生・・・

恋月姫先生
「この形はどうやって分割すれば型取りできるかなって
考えるのが楽しいし、あれこれ試行錯誤してみたり、
人形について研究するのが好きなのよね。
人形作家というより、人形研究家の方が近いくらい」

ひええええ・・・

私は4分割のヘッドにも恐れをなして、
3分割にできないか挑戦しようとしてますのに

留寧
「先生、究極的には、ものすごく細分化すれば、
たいていの形が型取りできるものなんですか?」

恋月姫先生
「そうよ」

なるほど・・・。

だから先生の作品は、
どうパーテーションラインを引いて型取りしたのか謎な造形でも、
ビスク作品として成立しているのですね・・・。

本来は、樹脂や石塑粘土よりも、
ビスクの方が遥かに造形に制約が生じるはずですが、
確かに、手間度外視ならその制約も取り払えるのかもしれません。。。

考えただけで、気が遠くなりそうですが(鬱)

最後に、ヘッドの原型と型のサイズを測ってみました。

ヘッドの原型は、5㎝×7㎝くらい。

そのヘッドの為の型が、約13㎝。

重さは、、、

約3kg

こんな小さいお人形の型で、このサイズ、この重量なのに、
大きい作品はホントどうやって扱ってらっしゃるんでしょうね

重ね重ね、オソロシイ・・・

教室では引き続き、残りのパーツの型取りを進めていく予定です

 

 

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