夏休みは、好きなだけお人形作れる!!
と大興奮して、
夢中で下記に取り組みました
1)石膏型を全パーツ揃える
(「足先」の型を修正し、残りの「ボディ」「手先」の型取りを終える)
2)石膏型を乾かす
3)全パーツの石膏型にスリップを鋳込む
数えてみますと、
もう50回以上、石膏を流し込んでいたようです。
1人で使い切るには相当時間が掛かるだろうと予想していた、
石膏20kgも使い果たし・・・!
結果、少しだけ上達したかもしれない事がございます。
それは、、、
石膏の決壊率が著しく下がったこと!
最初からあまり決壊させない人も多いと思いますので、
私の場合、スタートのレベルが低いのかもしれませんが
だいぶん、大決壊が減った気が致します。
(全く決壊しないか、決壊しても、ほんの少しに・・・)
手の型取りにつきましては、
恋月姫先生にパーテーションラインを引いて頂いた方は、
スムーズに型取り出来たのですが、
もう片方は、原型が形を留めなくなるまで、
下記の無限ループでした
石膏を溶いて流し込む
↓
固まったら慎重に脱型を試みる
↓
僅かな衝撃や張力で石膏が破損
↓
原型の指先が折れる
↓
原型の指先を補修
↓
ふりだしに戻る
石膏型の分割数が多く、
さらにそれぞれのパーツが非常に小さいと、
しっかり離型剤を塗っておきましても、
石膏と石膏を引き離すときに、割れやすく・・・
たとえば、ボディのような1パーツが大きい石膏型ですと、
そのパーツの一部分が少し欠けてしまっても、
型に直接影響しなかったりするのですが、
ごく小さいパーツの場合、
ほんのちょっと欠けるだけで、
もう型の役割を果たさなくなってしまうのですね。。。
型取りしにくい造形は、
単に手間(型取りの工程)が増えるだけなら良いのですが、
時間を掛けさえすれば解決する問題には留まらず、
原型も石膏型も、共に破損の危険が増してしまう事を学びました、、、
手の原型は、多少指先が折れても、
修復しながら何度も再挑戦したのですが、
最終的に、修復不可能なレベルまで指が粉々になってしまった為、
片手は、少し造形を作り替えた予備の手で、
改めて型取りしました。
お人形1体に必要な全パーツの石膏型を作り終えて、
初めて得られる気付きも多々あるのですね
石塑粘土などで何体もお人形を作った経験があったとしても、
あまりこの工程の経験値にはならない気が致します。
でも、初めてビスクドールを作る時は、
石膏型を取ってから原型を造形するわけには参りませんので、
この工程での気付きは、2体目以降の原型にしか、
フィードバックするのが難しいですね
次回は、もっと型の精度も上げられるよう、
がんばります