肌色のゆくえ

肌色のゆくえ

 

本焼成の工程で、
ビスクドールは肌が命
と思い知らされた私は、
肌色にも深い興味がございました。

(だって、ビスクの肌質を追究しないなら、
粘土とか別の素材のお人形でも良いはずなんですよ)

そこで、入手し得る限りのビスクトーンで色見本を作ってみました。

幸い、アホのように鋳込みと焼成を繰り返したおかげで、
捨てパーツも大量にございましたので、
小さい色見本ではなくて、廃棄予定だったボディを色見本にしました。


これを見ますと、ビスクトーンだけで好みの肌色が見つかりそうな気が致しますよね。

しかし、、、

実は、下記は4つとも、同じビスクトーンで絵付けしたボディなのでございます。。。

全て違う色に見えますが、同じビスクトーンです。

何が違うのかと申しますと、

1)乗せたビスクトーンの量(色を濃く乗せたか、薄く乗せたか?)
2)陰影の付け方

です。

さらに、ビスクトーンは混ぜ合わせて使ったりするらしいので、
生み出せる肌色には、まさに無限と言って良い幅があるでしょう。

私は好みにとても偏りがあり、

ブルーベースのピンク肌・色白

が個人的正義なのですが、
どうすればその肌色に辿り着けるかを研究している過程で、
また多くの失敗を重ねまくっております。

理想の肌色への道のりは、遠そうです・・・

※2019年2月の教室で、恋月姫先生が「こういう風に色見本を作ったら?」と教えて下さり、
 そうすれば良かったのですが
この記事の色見本は、それより前に試作したものとなります。。。


↑この個体のピンクは比較的好みに近いのですが、
やはり理想のピンクではないです。
 

 

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